フルフォース荒木代表インタビュー「全力×敬意」

インタビュー

皆さんこんばんは。河村です。

今日はフルフォースの荒木代表にインタービューさせて頂きました。

フルフォースは映像制作やデザインをされておられる会社ですが、全国各地の柔術家から支持されていて、日本の柔術界には欠かせない存在といっても過言ではありません。

今回はそんなフルフォースの人気の秘密を探っていきたいと思います。

まず荒木代表が、フルフォースを立ち上げられた経緯についてお聞かせ下さい。


20代までフリーターをやっていたのですが、30歳を前に就職を考えたタイミングがありまして。

既に趣味ではじめていた映像制作で仕事をいただいていたので、思いきって起業を選んだのが立ち上げのきっかけです。

自営業の知識なんてなかったので、そのあとかなり苦労しました(笑)

影響を受けた人や、尊敬する人はいますでしょうか?


フルフォースの立ち上げ当時に大きな影響を受けたのは、若林太郎さんです。

映像作品やデザインだけではなくて、大会のプランニングや演出等、若林さんが作る世界観がすごく好きでした。

実際の撮影現場やスタジオ内での編集を見学する機会をくださったり、直接仕事を紹介していただいたり、本当にたくさんお世話になりました。

「フルフォース」という社名に込められた意味をお教え下さい。


「フォース」は、広い意味での“強さ”や“力”という意味がありますので、「フルフォース」は直訳で「全力」という意味になります。

それに加え、仕事や人との関わりでの基本姿勢にしている「敬意」の想いも込めています。

SNSやYouTube等で、アダルトカテゴリーだけではなく、マスター世代の柔術家にもスポットライトを当てておられますが、なぜでしょうか?


アダルトの選手に比べ、どうしてもマスターの選手がメディアに取り上げられる機会が少ないのが現状です。

でも、それぞれの生活環境の中で競技に取り組む熱量では、アダルトの選手と同等です。

柔術の競技人口の大半がマスター世代であることを考えても、マスターカテゴリにスポットを当てない理由はないと考えています。

とはいえ自分も同世代ですし、単純に応援したい友人やフィーチャーしたい選手が、マスターカテゴリに多いという理由も、もちろんあります!

“選手個人をフィーチャーした柔術カード!”
“物凄い数の柔術カード!”
“私の柔術カードも作って頂き試合前にテンション上がりました!”

荒木代表プロフィール

氏名荒木 拓也
年齢43歳
所属フルフォース
トレーニング自宅で週3程度(体力維持目的)
疲れの取り方10時間睡眠
趣味映画鑑賞

YOU TUBE フルフォース チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCKa48P9YzCjCoK6Tx0y4pLA

今年の1月に大阪で開催予定だった「SUPER FULLFORCE CUP 2021」が、コロナ禍の影響で延期となってしまいました。


大会を開催するか否かに関しては、かなり迷いました。

仮に開催するとなると、昨年の全日本選手権のように、コロナ対策を徹底しての運営・進行となります。

当然これまでのフルフォースカップのような、自分の理想の大会にはなりません。

それでも、関西で試合ができる場を作る一点に、大きな価値は感じていました。

しかし、「参加してください!」と決して大きくは煽れない現状、いつもと勝手が違うことで選手やスタッフの方にかかる負担、他、諸々の事情や想いをトータルで考え、今回は延期の選択をしました。

その「SUPER FULLFORCE CUP」ですが、今後の開催予定はありますでしょうか?


共催していただいているJBJJFとの協議が先にはなりますが、個人的には、もちろん開催したい気持ちはあります。

フルフォースカップは、皆さんに育てていただだいた特別な大会だと思っています。開催を望まれているうちは継続していきたいです。

荒木代表は、関西のプロ柔術興行「MATSURI」の運営にも携わっておられますが、次回の開催日程は未定でしょうか?


今のところ、次回の開催予定は聞いていません。

フルフォースとしても、2019年開催の「フルフォースカップ02」個人賞として、井手智朗選手(X-TREME柔術アカデミー)にMATSURI出場推薦枠を進呈しているので、その点はずっと気になっているのですが…。

MATSURIいちファンとしても、万全の状況での開催を期待しています!

“多くの柔術家が憧れる舞台「プロ柔術MATSURI」”

コロナ禍の影響があるのでしたら、例えば無観客ライブ配信形式での可能性はありませんか?


技術的な話であれば可能だと思います。

しかし「プロ柔術MATSURI」は、選手、観客、作り手、会場、すべてが一体となって作り出される空気感が魅力だと感じているので、個人的には、無観客開催はどうなのかな?という想いです。

もし無観客でやるなら、また別の舞台を作ってしまうのも手ではないでしょうか。

あくまで個人の意見ですが。

荒木代表が選ぶ柔術ベストバウトを教えて下さい。


これまでたくさんの試合を観る中で、心が揺さぶられるような試合はたくさんありました。

でもどんなトップ選手の試合も、練習仲間や友人を応援するときの興奮には敵わないじゃないですか。

ですので挙げるとすれば、練習仲間、友人、フルフォースでサポートしてきた選手の試合になるでしょうね。

具体的には… 長くなりそうなので、またの機会にしておきましょう(笑)

“荒木代表がベストバウトを語ったらキリがなさそうです(笑)”

今後の目標を教えて下さい。


フルフォースとしての目標は、柔術の中で仕事をしていた環境に戻すことです。

コロナ禍の影響もあり、すっかり柔術から離れてしまっているので。

僕は映像やデザインそのものが好きなので、どの業界でも仕事はできると思っていますが、やはり格闘技やそこに携わる人が好きなので、いち早くここへ戻ってきたいです。

最後に日本中の格闘家、柔術家へ、一言お願いします。


こんな状況の中でも、SNSを開けばたくさんの格闘家や柔術家の言葉が溢れていて、良い影響をいただいています。ひとりでパソコン前に座っている時間が長い自分にとって、大切な環境です。いつも本当にありがとうございます!

柔術に関する仕事も準備を進めていますので、ぜひ今後のフルフォースにもご期待ください!ぜひまた現場でお会いしましょう!

“フルフォースカップの風景”

インタービューを終えて


今回インタビューさせて頂いて、最初に感じたのは、フルフォースの社名に込められた「全力×敬意」です。

その思いがあるからこそ、アダルトだけでなくマスター世代の柔術家にもスポットライトを当てておられるのですね。

荒木代表は物凄い数の「柔術カード」を制作されたり、選手個人がフィーチャーされる様にと「カテゴリー別のYouTube」を制作されたりしておられ、そこには物凄い労力が掛かっているのだと改めて感じました…

私自身、柔術カード作って頂いたり、YouTubeに載ったりした時には、物凄くモチベーションが上がりました!

私はフルフォースカップ01、02、03、05と参戦させて頂いたのですが、特にフルフォースカップ02と05はアダルトカテゴリーのみの大会にも拘らず、数多くのマスター世代の柔術家が参戦したのも驚きました。

それだけ全国各地の柔術家がフルフォースに熱狂していることに他なりませんね。

今はコロナ禍で大きな大会の開催が難しい状況にありますが、全国各地の柔術家がまたフルフォースカップが開催されるのを待ち侘びております。

荒木代表は現在、柔術に関する仕事の準備を進めておられるとの事ですので、今後のフルフォースの動向にも目が離せませんね。

私自身これからもフルフォースとともに柔術を歩んでいきたいと強く感じました。

荒木代表、今回はインタビューを受けて下さり、誠にありがとうございました。

フルフォース オンラインショップ

http://shop.fullforce-pro.com/

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