皆さんこんにちは、河村です。
今回は今年2月に行われた全日本マスター柔術選手権で見事優勝を果たしたGROUND CORE所属の赤澤智哉選手にインタビューさせて頂きました。
赤澤選手はマスター世代でありながら、JBJJFアダルトランキング1位を獲得されたり、フルフォースカップのアダルトカテゴリーで優勝されたり数々の実績を持っています。
これらの実績からも赤澤選手の柔術に対する情熱は凄いものを感じますが、どの様にして柔術に取り組んでいるかなどをお聞きしてみたいと思います。
それではお読みください。
- まず、赤澤さんのスポーツ歴や格闘技歴をお教え下さい。
- ブラジリアン柔術を始めたきっかけは何ですか?
- 赤澤さんの所属する「GROUND CORE」はどんな道場でしょうか?
- 赤澤さんはJBJJF2019年アダルト茶帯ランキング1位を獲得されてますが、その時は狙って獲りにいったのでしょうか?
- ランキング1位を目指す中で精神的に大変だったのは、どのあたりだったのでしょうか?
- 赤澤智哉選手プロフィール
- 好きな大会がフルフォースカップとのことですが、その魅力は何でしょうか?
- 尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?
- 強くなる為に工夫している事はありますか?
- 赤澤さんはホベルチ・オダ選手、ジエゴ・エンリケ選手、大柳 敬人選手など、国内トップ選手と対戦経験がありますが、印象に残った試合はありますか?
- 全日本マスターでの優勝おめでとうございます!その時の感想をお聞かせ下さい。
- 先日のグラジエーターでのグラップリングマッチでの勝利おめでとうございます。 普段からノーギも練習されているのですか?
- 今後対戦してみたい選手はいますか?
- 今後の目標をお教え下さい。
- 赤澤さんにとって柔術とはずばり何ですか?
- 最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。
- インタビューを終えて
まず、赤澤さんのスポーツ歴や格闘技歴をお教え下さい。
格闘技歴は柔術を13年くらいやってます。
あまりやれてなかった時期もあるので、実質10年くらいかと。
ブラジリアン柔術を始めたきっかけは何ですか?
柔術をはじめたきっかけはあまりよく覚えてないです(笑)
当時滋賀に住んでいた時にたまたま道場の看板を見かけて…初日にボコボコにされた記憶は鮮明ですが(笑)
赤澤さんの所属する「GROUND CORE」はどんな道場でしょうか?
GROUND CORE には強い人が沢山います。
井上選手などプロで活躍する人はもちろん森本代表はじめ皆さん強くてスパー等大変です。
一方で代表のクラスや練習前後は和やかで良い雰囲気だと思います。
GROUND CORE
赤澤さんはJBJJF2019年アダルト茶帯ランキング1位を獲得されてますが、その時は狙って獲りにいったのでしょうか?
JBJJFのランキングについては森本代表と相談して、狙っていこうと。
同時に試合を沢山こなすことで実力が伸ばせたらなと思っていました。
色々な大会に出続けるのは自分の中では精神的に大変でしたが、振り返ると良い思い出です。
もう一回獲りに行けと言われても無理かもしれません(笑)
ランキング1位を目指す中で精神的に大変だったのは、どのあたりだったのでしょうか?
負ける試合が続いて更に自信を失ったり、周りからは理解し難いチャレンジに見えていたり…
年間を通してそれが続くので危うく悟りを開きそうでした。
赤澤智哉選手プロフィール
氏名 | 赤澤 智哉 |
所属 | グラウンドコア |
柔術歴 | 13年 |
帯色 | 黒帯 |
好きな技 | オモプラータ |
好きな大会 | フルフォースカップ |
座右の銘 | 桃栗三年柿八年 |
好きな食べ物 | 冷やし中華 |
好きな漫画 | 1日外出録ハンチョウ |
好きな大会がフルフォースカップとのことですが、その魅力は何でしょうか?
自分が勝手に感じてるだけかもしれませんが、単なる試合とは別に、参加者と主催者で作りあげるフェスの様な雰囲気が魅力だと思います。
またいつか開催してほしいですね。
フルフォース荒木代表のインタビューはこちら▼▼▼
尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?
道場の代表はじめ、練習する人皆さんから影響を受けてます。
最近若いメンバーが積極的に試合にチャレンジされてるので、触発されて自分も試合に出てます。
強くなる為に工夫している事はありますか?
最近はなんとなくコロナも落ち着いてきてるので、出稽古も含めて練習機会や時間を増やしつつあります。
色々なタイプの人に対応できるように、色々な人と練習して、経験値を積めるように工夫してます。
赤澤さんはホベルチ・オダ選手、ジエゴ・エンリケ選手、大柳 敬人選手など、国内トップ選手と対戦経験がありますが、印象に残った試合はありますか?
改めて思い返すと本当に凄い選手達と試合させてもらってますね!
実力差がありすぎて膠着に持ち込むしかできませんでした。
それも許されずにボコられた試合もありますね。
何度も対戦した人やボコスカにやられた試合は印象的ですね(笑)
全日本マスターでの優勝おめでとうございます!その時の感想をお聞かせ下さい。
全日本マスターでは本当に運良く優勝させてもらいました。
試合のタイミングやトーナメントの組み合わせでたまたま優勝できましたが、試合までの準備やコンディションも整っていたこともラッキーでした。
先日のグラジエーターでのグラップリングマッチでの勝利おめでとうございます。 普段からノーギも練習されているのですか?
まさか自分がケージに入るとは!(笑)
ノーギも好きなので練習してます。
昨年の全日本ノーギで西林先生にコテンパンにされてから更にノーギを練習するようになりました。
今後対戦してみたい選手はいますか?
対戦してみたい選手はいません!
試合前挨拶に応じてくれる人とかはありがたいです。
(小心者なので話掛けんなオーラとか出されるとビビります。)
今後の目標をお教え下さい。
あと2年は頑張って試合に出たいです。ノーギも。
赤澤さんにとって柔術とはずばり何ですか?
今ではライフワークになっています。
誰にも求められてないのに自分から自然とやりたいと思うものです。
人生でそういうものに出会えたことはラッキーなんじゃないかと思います。
最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。
マスター世代には仕事や家庭があるので練習機会が限られることも多く、なかなか自分の成長を実感しにくいかもしれませんが、長いマラソンだと思って気長に続けてほしいと思います。
深刻にならず真剣に練習して、高田純次くらいのテキトーな感じでも続けること。
何ヵ所か中継所を経たら黒帯になってると思います。
マラソンはやったことないんですけど。
インタビューを終えて
インタビューさせて頂いて印象的だったのが、全日本マスターでの優勝は「運が良かったから」というところです。
他の格闘技に比べても運の要素の少ないブラジリアン柔術において、もちろん運が良いだけで勝てるはずがありません。
ここに「口ではなく行動で表現する」という赤澤さんの人柄が出ていますね。
またJBJJFランキング1位獲得の際は、色々な大会に出続けて精神的に大変だったと言います。
やはり何かを成し遂げるには努力とメンタルも必要ですね。
今後も挑戦し続ける赤澤選手を応援していきたいと思います。
赤澤さんご協力ありがとうござました。