こあらく治療院・荒木 “コアラ” 廣展選手インタビュー「自分にも何かできないか」

インタビュー

皆さんこんにちは。JIU JITSU DAYSの河村です。

IMPACTO伊勢崎/大泉所属の荒木 “コアラ” 伸廣選手にインタビューさせて頂きました。

荒木さんは群馬県前橋市で治療院を経営されていて、ASJJFや柔術家、格闘家をサポートしておられます。

今回は何故サポートされるに至ったのかなどをお聞きしていきたいと思います。

それではお読み下さい。

まず、荒木さんが格闘技をはじめたきっかけをお教え下さい。


大学入学時までは、ずっと卓球をやっていたのですが、部活の環境が合わず、部活を辞めて、次何かスポーツをやりたいと思っていたときに、総合格闘技のPRIDEが流行り始めていて、「これだ!」と思い、すぐに始めました。

荒木さんの格闘技歴をお教え下さい。


大学生のときに、山梨県で総合格闘技のチームに入りました。

その後チームが分裂して、分裂したチームが柔術中心のチームで、本格的に柔術を始め、地元群馬県に帰ってきて、また格闘技に復帰しました。

ブランクなどもあるため、柔術が合計で、10年くらい、キックボクシングが3年、MMAが 2年くらいです。

荒木さんの所属する「IMPACTO」はどんな道場でしょうか?


IMPACTOもいろいろな支部がありますので、自分が練習に行っている、IMPACTO伊勢崎、IMPACTO大泉について話させていただきます。

IMPACTO伊勢崎は、僕を含めた大人はマスター1〜2の選手が多く、また若い子達は中学生が多いので、7〜10年後楽しみなチームです。

IMPACTO大泉は、10代後半から20代前半の選手が多いので、3〜5年後楽しみなチームです。

荒木さんはASJJFをスポンサードされてますが、どういった理由からですか?


2年前にエジソン先生とフィリピンに試合に行ったときに、いろいろお話しさせていただいて、自分にも何かできないかと話しをしていました。

その1ヶ月後、協賛の話があり、二つ返事で、スポンサーをさせていただきました。

僕はエジソン先生なら、柔術家にとって、いい環境を作ってくれると信じています。

“エジソン籠原先生と”

他にも柔術家、格闘家を支援されていますね。


グラント・ボグダノフ選手はパンツスポンサーを2回ほどやらさせていただき、 高橋 “SUBMISSION” 雄己選手はフラッグスポンサーをさせていただいております。

“グラント・ボグダノフ選手と”
“高橋 “SUBMISSION” 雄己選手と”

キックボクシングに挑戦しようと思ったのはなぜですか?


元々、キックボクシングは、叔父さんが場所を貸している道場で、たまにやるくらいだったのですが、叔父さんが病気の関係で、その道場の閉鎖やコロナ禍の緊急事態宣言により、以前所属していた道場が一時的に閉鎖された事などあり、新しい場所で、ちゃんとキックボクシングを始めたいという思いで始めました。

まさか、格闘技の復帰戦が柔術ではなく、キックボクシングになるとは思いませんでしたが(笑)

荒木 “コアラ” 廣展選手プロフィール

氏名荒木 廣展
ニックネームコアラ
年齢35歳
所属Impacto Japan Bjj
※キックボクシングは別所属
格闘技歴柔術歴:10年
キックボクシング歴:3年くらい
MMA歴:2年
帯色紫帯
練習頻度柔術:週3~4回
キックボクシング:週4~5日
サプリメントクレアチン、グルタミン、HMB、アサイー
疲れの取り方寝る、酸素ボックス、サウナ、CBD
柔術以外の趣味テレビ、漫画、アニメ、深夜ラジオ


荒木さんが院長を務める「こあらく治療院」

はり・きゅう こあらく治療院

尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?


尊敬する選手はレアンドロ・クサノ選手(草野柔術)です。

先程話したグラント選手の師匠ですね。

クサノ選手は肩車や極めが強く、バンバン相手を投げたり、極めたりする姿がとてもカッコいいです。

何回か愛知県にある道場にもお伺いし、プライベートレッスンも受けた事があります。

“レアンドロ草野選手と”


それと、ヨスキー・ストー選手です。

選手としての実績は僕が言うまでもないのですが、国内のみならず、海外にも支部があり、猛者達をまとめ、IBJJFのチームランキングトップ10入りする姿はまさにカリスマです。

先日の試合で先生の試合を観て、改めて移籍できて良かったと思いましたし、先生から、いろいろ学びたいと思いました。

“ヨースキー・ストー選手と”


影響を受けた選手は谷口実選手です。

コロナ禍で試合がない中、プロ選手も出場する大会(ZST・GFT4)に自分をアピールし、出場し、グラップリングとは言え、黒帯の選手から、タップを取り勝つ。 カッコ良すぎませんか?

コロナ禍のとき体調が悪くて、格闘技からは離れていたのですが、彼の試合を観て、また格闘技を頑張りたいと思い、復帰する事ができました。

すごく格闘技が好きで、気持ちの強い選手だなと思います。

彼の影響もあって、キックボクシングに挑戦したのもあります。

“谷口実選手”

強くなる為に工夫していることはありますか?


疲れを溜め過ぎないようにしています。

例えば、キックと柔術の2部練習をすると、必ずと言っていいほど、玄関で寝てしまって、更に疲れると言った悪循環になってしまうので、まずは、練習から帰ったら、すぐ風呂に入り、ちゃんとベッドで寝る。

あとは、2部練やるときは練習の間を空けるようにするとか、すぐ栄養を取る(リカバリー)とかしています。

あとは、肉体的に疲れ過ぎると、精神的にも疲れてしまう(過去にそれで体調を崩した事があります)ので、疲れ過ぎて、イライラしてきたら、休むようにしています。

これまでで印象に残っている試合をお教え下さい。


2年程前のASJJFフィリピン・セブでの試合です。

アダルト・ウルトラヘビー級の決勝戦で、30秒くらい前まで、ポイントで勝っていたのに、最後締めで負けてしまいました。

そのときは、2週間前くらいにフィリピンの違う場所で情けない試合をしてしまい、リベンジで、望んだ試合だったのですが、ラスト30秒で、青帯初優勝かなとか、いろんな雑念が入ってしまい、隙ができてしまい負けたのかなと思います。

そのとき、準決勝で久しぶりに勝って、このままの勢いでいくのかと思ったのですが、甘くないですね。

久々に勝った事、惜しい負け方した事、1ヶ月で2回フィリピンに試合で行った事、すべてが印象深く残っています。

色んな感情が混じって、試合後にラーメン屋で号泣しながら、ラーメンとカレーを食べていて、金髪の100キロ超えの日本人が号泣して、ご飯を食べていた様子は異様だったと思います(笑)

今後対戦してみたい選手はいますか?


強い選手はもちろんですが、格闘技が好きな選手、気持ちが強い選手と試合がしたいです。

そうなると、影響された選手でもお話しした谷口選手ですかね。

いつか、試合できるときがあると思うので、そのときが楽しみです。

今後の目標をお教え下さい。


格闘技という意味では、キックボクシングの試合には出場できたので、次はMMAの試合に出たいです。

柔術では、全日本クラスの大会に出場したいです。(マスター、アダルトは問わず)

あとは、また海外に行って試合したいですね。

荒木さんにとって柔術とはずばり何ですか?


一番好きなスポーツですかね。

柔術だけだと意味が広過ぎて、うまく答えられないので、ちょっと狭めて、自分が好きな「柔術の試合」で答えさせていただくとと、お祭りや同窓会かなって思います。

試合はお祭りだなって思うし、試合で、お会いできる方もいらっしゃるので。

最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。


自分が好きな言葉で、「黒帯は諦めなかった白帯」という言葉があります。

僕も青帯もらってから、紫帯取るまで12年かかりました(笑)(途中ブランクもありますが)

若い人達と体力や技術の習得など、差を感じるときはあると思いますが、柔術は生涯やれるスポーツだと思うので、コツコツ自分のペースで続けて欲しいです。

インタビューを終えて


今回、インタビューさせて頂いて、改めて荒木さんの柔術・格闘技愛が伝わってきました。

荒木さんがASJJFや柔術家・格闘家をサポートしているのも柔術や格闘技が大好きで、「自分にも何かできないか」と考えた結果だったんですね。

また、荒木さんは積極的に海外遠征したり、キックボクシングに挑戦したりしています。さらに今後はMMAにも挑戦したいとのこと。

めちゃくちゃエネルギッシュですね!

今後の荒木さんの活躍が楽しみです。

荒木さんインタビューにご協力頂きありがとうござました。

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