皆さんこんばんは。河村です。
今日は「赤い道着の頑固者」として有名なパラエストラ和泉所属の武元さんにインタビューに答えて頂きました。
武元さんは36歳になってから格闘技を初めて、ラスベガスで行われたワールドマスターに二度も挑戦しています!
そして柔術だけでなく、42歳で総合格闘技にも挑戦し、しかも勝利を収められているとの事!
今日はそんな武元さんの超アグレッシブなスタイルの秘訣を探っていきたいと思います。
それではお読み下さい!
- まず、格闘技歴を始めたきっかけを教えて下さい。
- 武元さんは36歳を過ぎてから、グローブ空手、ブラジリアン柔術、グラップリング、総合格闘技(修斗)を始められてますが、何が武元さんを突き動かすのでしょうか?
- 武元選手プロフィール
- 武元さんは「赤い道着の頑固者」として有名ですが、その由来をお教え下さい。
- 武元さんは2019年のワールドマスターに出場されておられますが、その時の体験談をお聞かせ下さい。
- 武元さんの所属するパラエストラ和泉はどんな道場でしょうか?
- 強くなる為に工夫していることはありますか?
- 尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?
- 今まで印象に残っている試合を教えて下さい。
- 今後対戦してみたい選手はいますか?
- 今後の目標をお教え下さい。
- 柔術とはずばり何ですか?
- 最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。
- インタービューを終えて
まず、格闘技歴を始めたきっかけを教えて下さい。
始めたきっかけは2011年(36歳)に東北の震災がありまして、僕は大阪在住なのでテレビで流れてくる震災の映像を見て、今の自分のままではダメだと思い、強くなろうと格闘技を始めました。
武元さんは36歳を過ぎてから、グローブ空手、ブラジリアン柔術、グラップリング、総合格闘技(修斗)を始められてますが、何が武元さんを突き動かすのでしょうか?
特に突き動かされてるとかは無くて、単純に小さい頃からプロレス、ボクシング、総合格闘技が好きで、ただ好きな事を楽しんでるだけです。
楽しくて仕方ありません。
武元選手プロフィール
氏名 | 武元 具視 |
年齢 | 45歳 |
所属 | パラエストラ和泉 |
格闘技歴 | 柔術歴8年半 (ボクシング、MMA、グローブ空手など) |
帯色 | 茶帯 |
練習頻度 | 週5程度 |
サプリメント | EAA、マルチビタミン、プロテイン |
疲れの取り方 | 睡眠 |
柔術以外の趣味 | 格闘技観戦 |
武元さんは「赤い道着の頑固者」として有名ですが、その由来をお教え下さい。
田村潔司の大ファンで、ニックネームである“赤いパンツの頑固者”を、柔術を始めた時に勝手に文字って使わせて頂きました。
白帯の時にレグナムJAMという大会に赤色の柔術衣を着て、“赤い道着の頑固者”という名前で試合に出場したらとても反響が大きくて、色んな方々に試合会場などで声を掛けて頂くようになりました。
僕の世代の柔術愛好家の人達って、UWF、RINGS、PRIDEを見てきた世代ですからね(笑)
武元さんは2019年のワールドマスターに出場されておられますが、その時の体験談をお聞かせ下さい。
2017年に青帯で一度出場していたので、二度目の2019年(紫帯)は、東京で試合するのと同じぐらいの感覚でした。
というのも、一回戦は同じ日本人選手だったので、ラスベガスまで行って相手は日本人かよ!っていう(笑)
体験談といえば2017年にメンデス兄弟、2019年はカイオ・テハとブルーノ・マルファシーニに写真を撮って頂きました。
同じ人間とは思えない人達ですが、地球上に実在していました。
武元さんの所属するパラエストラ和泉はどんな道場でしょうか?
代表の吉岡広明先生がパラエストラ東京出身で、中井祐樹先生の意思・伝統・技術を解得し継承している道場です。
強くなる為に会員さんの意思を尊重してくれるというか、節度を守った上で割と自由な雰囲気です。柔術クラスは40代の会員さんが中心です。
吉岡代表が柔術黒帯であり、修斗の元世界ランカーであったことから、柔術だけでは無く、MMAのクラスもあります。
ONE Championshipに参戦中の竹中大地が所属しています。
総合格闘技道場 パラエストラ和泉
強くなる為に工夫していることはありますか?
とにかく試合に出ることです。
僕の場合は、試合にエントリーしてから試合までの練習濃度が濃くなります。
そして試合後は反省点を見つけて弱点を潰す作業をします。その繰り返しです。 あと練習のスパーリング動画は必ず撮ります。
失敗した場面を振り返り、解決方法を探ります。
動画を撮っておくことで、自分の想像した動きと実際の動きとの乖離を埋める事も出来ます。
尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?
試合に出ている全ての選手が尊敬に値します。
今まで印象に残っている試合を教えて下さい。
初めて一本勝ちした白帯3戦目の試合です。
腕十字で相手がタップした瞬間にドーパミンが溢れ出て、あれが試合ジャンキーへの入り口でした。
今後対戦してみたい選手はいますか?
茶帯マスター4ライトフェザー級 佐藤ルミナ選手
茶帯マスター4フェザー級 宇野薫選手
今後の目標をお教え下さい。
関西で軽量級練習会の開催です。
着々と準備を進めてます。 2021年、乞うご期待。
選手としては、ワールドマスター優勝、黒帯取得、そしてもう一度プロ柔術MATSURIの舞台に立つことです。
柔術とはずばり何ですか?
青春です。
最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。
僕が柔術を始めたのは37歳です。
生涯で紫帯になれたら良いなぁってぐらいで思ってましたが、黒帯を狙える位置にまで来ました。
柔術は僕にとってはただの趣味で遊びなので、努力とか頑張るといった事はせず、楽しいと思える事だけをやるようにしています。
練習も楽しいし、試合も楽しいし、減量も追い込みも楽しいです。
とにかく楽しみながら続けて下さい。
インタービューを終えて
武元さんが格闘技を始めたのは、2011年に起きた東日本大震災がきっかけで、今のままではだめだと思ったとの事でした。
何かを変えようと思うきっかけは人それぞれですね!
私の場合は息子が生まれた時に、今のままではだめだと思い格闘技を始めたました。妻から大ひんしゅくを買いましたが…(汗)
印象に残ったのは武元さんの「努力とか頑張るといった事はせず、楽しいと思える事だけやる」という言葉です。
武元さんの原動力は「楽しさの追求」にあるのだと感じました。
「 佐藤 ルミナ vs 赤い道着の頑固者 」
「 宇野 薫 vs 赤い道着の頑固者 」
これらのカードも夢が広がりますね!
また、武元さんは関西で軽量級練習会の計画している事。
これからも武元さんの「楽しさの追求」は尽きる事がなさそうです!
武元さん、ご協力ありがとうござました。
武元さんのTwitterはこちら⇩