皆さんこんばんは。河村です。
今日は私の苦い体験談をお話しようと思います。
ボトムポジションになりたくない!
私はほぼ何のバックボーンもなく、柔術を始めたのですが、ボトムポジションになるとすぐにパスガードされてしまうので、練習ではなるべく下にならない様に、スパーリングしていました。
ボトムポジションに自信がないまま、白帯で初めて試合に出た時の事です。
試合直前に大先輩の大原さんに次のようにアドバイスを求めました。
「トップポジションから攻めたいんですけど、テイクダウンのレパートリーがありません。どうしたらいいでしょうか?」
大原さんは困惑しながらも冷静にこうアドバイスしてくれました。
テイクダウンするフリをしろ!
「テイクダウンのフェイントを何度かすれば、相手が嫌がって引き込んでくれるかもしれないよ。」
その結果、大原さんのアドバイスが的中し、相手が引き込んでくれて、トップポジションを取る事が出来ました。
しかし、今思えば「無茶なアドバイスを求めたなぁ…」と自分でも思います(汗)
やはり、柔道やレスリングなどの格闘技や、ラグビーなどコンタクトスポーツのバックボーンがない方は、まず、ボトムポジションのディフェンスを習得すべきだと思います。
長い目で見ればバックボーンがある人もガードワークは後々必ず必要になってくるはずです。
ガードワークのコツ
ガードワークのコツはいろいろあると思います。
例えば、私が1番基本的だと思う片襟片袖ガード(プルガード)の場合だったら、右手で相手の対角の襟をつかんで、左手は相手の袖を引き付けて、左足は相手の腰で、右足は相手の脇や二の腕に、などポイントがあるかと思います。
しかし、大事な事は、ただ単に先生に言われた事を真似しようとするのではなく、なぜ、その組手が必要なのかと自分の頭で考えることではないかと思います。
パスガードさえされなければ、スイープや極めるチャンスも増えてきますので、まずはパスガードされない様にボトムポジションのディフェンス力を高めましょう!
2020年12月11日 河村 英知
大原道広さん
所属:ポゴナ・クラブジム