堀田祐介選手インタビュー「リアル柔術狂人」

皆さんこんばんは、河村です。

今日は私が「アライブ時代」から一緒に練習してきた堀田さんにインタビューに答えて頂きました。

堀田さんは35歳から柔術を始め、柔術歴5年で茶帯になり、しかも茶帯デビュー戦の今年の全日本マスターでも優勝しています。

今回はその成長の秘訣を探っていきたいと思います。

是非、お読み下さい。


まず、柔術を始めたきっかけをお教え下さい。


最初は、キックボクシングをやりたくて格闘技の道場を探してみたんです。

Googleで「キックボクシング 名古屋」って検索したら1番最初に総合格闘技の道場「アライブ」が出て、そこに連絡して体験に行き、勢いで入門しました。

そこで最初は打撃のみをやっていたのですが、月謝の元を取るために柔術クラスにも参加するようになっていったんです。

なのでGoogleが1番最初にキックボクシングの道場をあげていたらきっと今頃、格闘技は続けていなかったと思います。

それか、メッチャ打撃強くなってたかのどちらかですね(笑)

“白帯デビュー戦直前のホッチン(堀田さんの愛称)
白帯の頃のホッチンはこんなイメージでした(笑)”


凄いペースで試合をされていますが、何が堀田さんを突き動かすのでしょうか?


コレはもう中毒ですね。

試合中毒(笑)

勝ってレフェリーに腕をあげてもらう瞬間というのはものすごくあがるんです。

大袈裟かもしれないけど生きてて良かったとか思っちゃうほどに。

強い相手に勝てたときや、過酷なトーナメントを勝ちあがり優勝できた時などは一日中カラダが熱くその日は寝れないくらいです。

それを味わってしまうともうダメですね。

直近の試合には全てエントリーしちゃいますよ。

堀田さんと言えば「ディープハーフ」が代名詞ですが、どのようにして得意になったのでしょうか?


柔術をはじめて2年ほどした時に川上聡宣さんが「アライブ」に移籍で入門してきました。

初めて川上さんの試合を観た時に衝撃を受けたんです。

僕より小柄に見える川上さんがアブソルートで大きな選手を見た事のない技でスイープしていくんです。

もう、コレだと思いましたね。

次の日には、川上さんにその技のやり方を聞き、練習していくようになったんです。それがディープハーフでした。

もう取り憑かれたようにディープハーフばっかりやりました。

時にはトップポジションにいるにも関わらずディープハーフにいき当時のインストラクターに、怒られたりした程です。

最初は当然うまくいかず、アームロックや三角絞めなどのカウンターをもらいまくってましたがブレる事はなかった。

それなりに手応えはあったからです。

結果は意外と早くついてきました。

ディープハーフをやりだして2ヶ月後、グラップリングの大会で格闘技人生初の優勝をし、その翌月には柔術の全日本マスター選手権で優勝し、青帯になりました。

“練習仲間のディープハーフ師匠である川上さん”


強くなるために工夫している事はありますか?


やはり、強くなるためにはできるだけ練習にいく事だと思います。

20分でも30分でもいいからマットの上で柔術をする。

そのためにはやはり怪我が大敵。

怪我さえしなければ毎日練習できる。

そして怪我をしないためには力を抜く事。

最初は力を抜いたらやられちゃうじゃん。

と思いますけど慣れてくるとリラックスしていた方が確実に、やられずに済むんです。

氏名堀田 祐介
年齢40歳
所属ALMA FIGHT GYM HOMIES
格闘技歴柔術歴5年
帯色茶帯
練習頻度週4回 ※仕事と重ならなければ全て!
サプリメントなし
疲れの取り方練習する事。柔術の練習に行くと仕事の疲れも吹き飛びます(笑)


尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?


先程の川上さんにはやはり影響を受けていますよね。

会っていなかったら多分私はまだ青帯くらいだったかもしれません。

技術の面で、影響を受けたのはもう一人、アクシスの松澤豊選手。

50/50を得意とする選手です。

コレもたまたま試合を観戦していて、「あ、この技いいな。」ってなりました。

ディープハーフも50/50も今の私を支える重要なテクニックですので、やはり試合の観戦は良いですね。


今まで印象に残っている試合を教えて下さい。


なんといっても先日の全日本マスター選手権での、佐藤選手との2試合です。

初戦は完全に計画通りだった。

うまく下から50/50ゲームをはじめる事ができた。

アドバンを与えていたので最後まで気は抜けなかったが、1分以内であればトップポジションをキープできる自信はあったんです。

決勝ではかなり分が悪かった。

アドバンを2つ与えてトップポジションになってしまった。

ゲーム中盤に放った連動する2種類の足関節にレフェリーが、アドバン2つを与えてくれた。

その後スイープが双方に、一度ずつありレフェリー判定で勝つ事ができた。

対戦してわかったけど実力は佐藤選手がはるかに上で、きっと10回対戦したら8回は自分が負けるだろうと思う。

たまたまその日に最初の2回がきてくれた。ラッキーでした。

“強豪選手の「柔術狂」こと佐藤選手との試合!”


今後対戦してみたい選手はいますか?


国内のマスターカテゴリーの茶帯ルースター級の選手全員と対戦してみたい。

経験値が得たいんです。

今思い浮かぶのは折戸積秀選手や高橋弘穀選手など対戦してみたいですね。


今後の目標をお教え下さい。


大きな目標をあげると茶帯のマスターカテゴリーで、連盟のランキングトップになる事。

技術的なところでいえば、ベリンボロをマスターしたい。

練習で良い感じがつかめつつあるんです。

道場の若手に得意な選手が2人ほどいるのでアドバイスを受けたいところです。


柔術とはずばり何ですか?


まぁ、カテゴリーでいえば趣味ですよね。

ただ、試合という手の届く非現実があったり、そこをフォーカスしてくれるフルフォース様や連盟の方達、動画やSNSなどたかが趣味を、されど趣味にまでひきあげてくれていて、我々マスター世代たちをその気にさせてくれる環境にとても感謝しているんです。


最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。


今回、こうして自分の柔術LIFEを振り返ってみて試合観戦から何かをつかんでいる事が多かった事を思い出しました。

考えや熱意は人それぞれだと思うけど、機会があったら道場の先輩が出場する試合など、あしを運んでみるのもいいんじゃないかと思います。

また日々の練習で悩みやカベにぶつかったのなら先輩に、聞いてみると良いと思う。

ただ黙っているだけで自分に必要な事をピンポイントでアドバイスしてくれるような奇跡はよほどおきません。

大丈夫です、先輩は全員教え魔ですから聞かなきゃ良かったと思えるくらいしつこく教えてきますよ。

そこは自分で何とかして下さいね(笑)


インタビューを終えて


私が堀田さんの凄いと思うところは何といっても「強力な成長マインドセット」を持っている事です。

どれだけ練習でやられても、自分が強くなる為には「今、自分が何をすれば良いか?」だけを考えています。

私も見習うべきところだと思っています。また、35歳から始めて、これだけ強くなったという事も、マスター世代の柔術家の希望になるのではないでしょうか。

堀田さん、ご協力ありがとうござました。

過去にマインドセットについて書いた記事はこちら↓