武井昭博選手インタビュー「ジ・エンターテイナー」

インタビュー

皆さんこんばんは、河村です。

今日は私の「心の師匠・大原さん」が所属するポゴナクラブジムの武井さんにインタビューに答えて頂きました。

私の武井さんに対するイメージは「いつも笑顔で元気でパワフル!」

今回はそんな武井さんの元気の秘密を探っていきたいと思います。

それでは武井さんの長編インタビューをお読み下さい!

まず、武井さんの格闘技歴をお教え下さい。


高校時代に最初サッカー部に入ったんですが諸事情から退部となり、体育館で格闘技同好会を自分で作って活動してました。 もともと生粋のプロレスファンだったので、自分では勝手にプロレスラー気取りで(笑)

顧問が居ないのを見計らって、柔道部へ乱入して、プロレスvs柔道の異種格闘技戦を申し込んでやってました。 自分はプロレスなので、張り手とキックあり。 相手はすごく迷惑そうでしたねー(笑)

今だったら大問題! でも相手に投げられてガチで押さえ込まれたときに動けなくて、柔道強えーー!!って思いました。 それが格闘技の始まりです。

氏名武井 昭博
年齢44歳
所属ポゴナクラブジム
格闘技歴柔術歴15年
帯色黒帯
練習頻度週3~4回
サプリメントプロテイン
疲れの取り方
柔術以外の趣味プロレス観戦

武井さんと言えばアキレス腱固めが強力ですが、どの様にして今のスタイルにたどり着いたのでしょうか?


自分は今のポゴナクラブジムに30で入りましたが、仕事が忙しくてなかなか平日のクラスに参加できなかったんです。 でも土日はフリーで、声かけ合って朝練をやるようになりました。

でも朝練に来る人はみんな猛者ばっかり。自分は柔術始めて間もない白帯。 当然のことながらパスなんてできるわけなく、ずっとボコられっぱなし。

で、その中でどうしたら自分が生き残れるか考えたときに、ガードされてる足を越えるんじゃなくて、取っちゃえばいいやーって思いついて、それを進化させたのが今の今の形です。

ダーウィンの進化論です!(笑)

武井さんが所属される「ポゴナクラブジム」はどのようなジムでしょうか?


家みたいなものですね。

どこよりも落ち着く場所みたいな。

ちょっと考えてみてくださいよ。

実は元ポゴナってびっくりするくらいの有名人多いんですよね〜。

元新日本ってレスラーが多いのと一緒かな(笑)

“武井選手の所属するポゴナクラブジムの皆さん”

「プロ柔術MATSURI」への思いをお聞かせ下さい。


この質問を待ってました!

自分にとってMATSURIは、歌手にとっての紅白、高校球児にとっての甲子園、馬にとっての有馬記念、プロレスラーにとっての東京ドームみたいなものです。

一生に一度立てるか立てないかの舞台ですが、たまたまご縁があって4回出させていただきました。

次の開催がいつか分かりませんが、トランキーロ!で待ってます(笑)

武井さんはいつもハイテンションですが、モチベーションの上げ方や、保ち方をお教え下さい。


うーん、どうなんでしょう。

自分を好きになることじゃないですかね。

武井昭博の一番のファンは自分です!

これ、ギャグのように聞こえるかもしれませんがマジですよ(笑)

強くなる為に工夫していることはありますか?


時間の有効活用ですかね。

やはり時間って限りがあって、平日はいつも仕事で帰りが遅いです。

その中でどうしたら時間を作れるか考えた結果、仕事の昼休みを有効活用してます。

昼飯は5〜10分くらいで済ませて、近くの公園で懸垂を80回、その後ウォーキングを20分〜30分して会社に戻ってますね。

だから昼飯はいつもひとり。

きっと周りからは変な人と思われてます(笑)

尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?


これは即答で吉岡大さん。

10年近くポゴナに練習しに来られていて、一緒に練習させていただきました。

ってもいつもボコられてただけですが…(苦笑)

柔術に対してあんなにストイックな人は見たことがありません。

正にサムライでした。

今まで印象に残っている試合を教えて下さい。


MATSURIでの試合。

フルフォースカップでの試合。

生田誠さんプロデュースのプロ柔術花鳥風月でやった綱島柔術の篠宮敏久戦。

茶帯の全日本マスター決勝トライフォースの小倉勇人戦。

黒帯昇格を決めた昨年のストライプル早稲田の岩井英治戦…

いろいろありますね〜。

自分が輝いた試合は全部印象に残ってます(笑)

今後対戦してみたい選手はいますか?


レアンドロ・ミノル・ヤマシタ選手。

カシカオンってリングネーム持ってましたね。 まだ柔術やってるのかな〜?

自分が格闘技デビューした2006年の浜松フリーファイトのグラップリングトーナメント2回戦で当たって20秒くらいで秒殺された相手です。

当時で黒帯!当日欠場者が出てその代打出場だったみたいですけど、ボクからしたらそんなヤツ出てくるなよーー、こっちはデビュー戦だぞー!って感じでした。

当時ホントに怖かった。蛇に睨まれたカエル状態で闘った記憶があります。

あれに勝る恐怖は過去感じたことないですね(苦笑)

黒帯になった今、やっとまた闘えるチャンスが来ました! 挑戦してみたいです。

今後の目標をお教え下さい。


いっぱいありますよ〜(笑)

まずは黒帯で試合出場、あとMATSURI出場とか欲しいタイトルがあれやこれや…

でも何よりも少しでも長く柔術ライフを楽しむことですかね。

柔術とはずばり何ですか?


プロレスです!(笑)

感覚的には昔、同級生と体育館のマットでやったプロレスごっこの延長なんですよね〜。

そして結果が出たら輝ける!こんな楽しい趣味は他にはないです。

武井さんにとって試合とは何ですか?


自分の全てをさらけ出せる舞台です。

練習した分だけ結果はついてくる。

練習を怠けたら絶対に結果は出ないです。

前に誰かに何のために試合に出てるんですか?って聞かれたことありますが、それは自分を応援してくれている仲間や、試合を観て喜んでくれる人のためかな(笑)

まずは自分が楽しむこと、そして周りを楽しませることを常に考えてます!

最後にマスター世代の白帯柔術家へ一言お願いします。


柔術って自分の勝手な考えとしては、一番敷居の低い格闘技で、何歳からでも始められて長く楽しめる生涯スポーツだと思うんです。

無限ではないかもしれないけど、練習すれば確実に強く上手くなれる。付き合い方は人それぞれでいいと思いますが、まずは楽しんでやることですね。

楽しくなければ続かない。続かなければ強くなれない。強くなければ楽しくない。無限ループ。

でも逆も言えますよね。楽しい→続く→強くなる→楽しい だからまずは楽しみましょう! 一言じゃなくてスミマセン。

インタビューを終えて


インタビューを受けて印象的だったのが、武井さんの強力な「アキレス腱固め」は猛者達との練習の中で、パスガードできず、ボコボコにされながら、進化させてきたとの事!

また、仕事の昼休みも有効活用して、懸垂やウォーキングもされているとの事。やはり強い人は、日頃から、何をすべきかを考えて、それを習慣化されてますね!

そして何より自分を好きになる事!これは凄く大事な事だと思いますが、なかなか難しそうです。私も私の一番のファンになりたいです(汗)

トランキーロ!!!

武井さんご協力ありがとうござました。

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