加藤康平選手インタビュー「柔術は戦略性が高い格闘技」

インタビュー

皆さんこんばんは、河村です。

今日は練習仲間の加藤康平さんにインタビューに答えて頂きました。

加藤さんは柔術歴1年半の白帯ですが、とても研究熱心で私の知らない技も使っていて、私も時々技を教えてもらっています。

今回は加藤さんにとっての柔術への向き合い方や、魅力などをお聞きできればと思います。

それではお読み下さい。

まず、加藤さんのスポーツ歴をお教え下さい。


中学まではサッカー部に所属していました。

高校は特に何もやっていませんでしたが、大学ではゴルフサークルに所属していました。

なぜ、柔術を始めようと思ったのですか?


仕事で死ぬ程追い込まれた時、どうせいつか死ぬなら好きなことをやって死のうと思い、自分が好きだった格闘技を始めてみようと思いました。

格闘技の中でも戦略性が高い柔術は自分に合っていると感じ、柔術を始めました。

柔術を初めて何か変わった事はありますか?


まず痩せました(笑) 一年半でトータル10kgくらい痩せましたね。

あと30歳超えてから柔術を始めたので、周りからは応援もされますし、心配もされます(笑)

加藤さんは自営業をされておられますが、 柔術が仕事に役に立った事はありますか?


関係先との話のタネになりますね。

意外と世の中には格闘技に関心のある人が多いですし、我々の世代以上はPRIDEを見ていた人が結構いるので盛り上がります。

“お仕事中の加藤さん”

加藤選手プロフィール

氏名加藤 康平
年齢33歳
所属ALMA FIGHT GYM HOMIES
格闘技歴柔術歴1年半
帯色白帯
練習頻度週3~4回
サプリメントプロテイン、EAA
疲れの取り方長風呂、フォームローラー、ストレッチ
柔術以外の趣味ありません!

道場以外で参考にしている教材はありますか?


YouTubeや教則DVDを見ています。

教材ではないですが、練習後にあーでもないこーでもないってみんなで試すのも凄く身になっています。

尊敬する選手や影響を受けている選手はいますか?


私は見たこともない技を繰り出す選手が好きなので、MMAで言えばアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ選手や桜庭選手、青木真也選手などですかね。

“アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ選手”


柔術家で言えばHOMIES代表の細川先生です。

スパーリングさせて頂いても、何が何だか全然理解が追い付きません(笑)

練習への取り組み方をお教え下さい。


私が練習で心掛けていることは2つあります。

一つ目は、なんとなく練習しないことです。

私は練習日ごとに「今日はあの技を試そう」とか「このガードのキープがどこまでできるか試そう」など、毎回何かしらテーマを持って練習に取り組むようにしています。

出来たことの積み重ねが少しずつ自信になっていく感覚があるので、今後もトライ&エラーは常に繰り返していきたいです。  

もう一つは、そのトライしたことが何故できたのか、何故できなかったのか、どうしたら出来るようになるのかを常に考えることです。

それらを考える上で、私はスパーリングパートナーに感想を聞くことを重視しています。

同じ白帯の方から黒帯の方まで、帯の色にかかわらずスパーリングパートナーは多くの情報を与えてくれます。

自身の頭の中だけではわからないことを補うためにも、スパーリング後のコミュニケーションはとても大事だと思っています。

ぶつかっている壁がありましたら、お教え下さい。


実力的には青帯の方々が壁だと感じています。

やられて悔しいことばかりですが、自分がそのレベルにならなければ青帯になれないんだと痛感します。

そういう面ではまだまだ青帯までは遠いと感じています。

あと身体の固さは永遠に壁となる気がします(笑 )

身体が柔らかい人の方が幅が広がるので、日々ストレッチを欠かさずにやるしかないですね。

今後の目標をお教え下さい。


昨年デビュー戦で負けてしまったので、今年はまず一勝したいです。

欲を言えば青帯を目指したいと思います。

“加藤さんのライバル!大学生の生崎君と”

加藤さんにとって柔術の魅力とは何でしょうか?


柔術はひとりひとり戦い方や得意技が大きく違うことが魅力だと思います。

それぞれの考え方や体型などにあった戦略や技の選択は個性があって面白いと思います。

最後にこれから柔術を始めたい人に一言お願いします。


柔術に興味のある方はまず道場に行って体験してみるというのが大事だと思います。

怖いイメージもあるかもしれませんが、一回体験すると全然怖くないことがわかると思います。

大人になって全然知らないコミュニティで仲間が増えるのも楽しいですよ!

“大会後の打ち上げで記念撮影”

インタビューを終えて


私が日頃から加藤さんを見ていて凄いと思うところは、練習への取り組み方です。

加藤さんは毎回テーマを持って練習に取り組んでいて、練習後にはスパーリングパートナーと「何故できたのか、何故できなかったのか」を振り返っています。

マスター世代の柔術と言っても取り組み方は人それぞれで、ただ単に楽しむ人、仕事のストレス解消や運動不足解消のためにやる人、試合に勝つためにやる人などいろんな人がいますね。

最近の私はただ単に楽しくて柔術をしている感じでしたが、今回インタビューさせて頂いて、改めて毎回の練習にテーマを持って取り組んでいきたいと感じました(汗)

また、加藤さんの言うように柔術の戦い方はひとりひとり自分に合ったスタイルがあって、戦略性があるところが魅力的だと思います。

柔術への取り組み方と戦い方は人それぞれ千差万別で、こういったところも柔術の醍醐味ですね。

加藤さんご協力ありがとうござました。

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