【細川顕の JIU JITSU VOICE Vol.7】為房虎太郎選手インタビュー 「世界で結果を」

インタビュー

為房虎太郎、ヨーロピアンノーギへ挑戦 ― IBJJF海外戦での飛躍を誓う ―

CARPE DIEM芦屋所属の為房虎太郎選手が、ヨーロッパで開催されるIBJJFヨーロピアンノーギ選手権に挑む。 これまで幾度となく国内外の大会で経験を積んできた彼が、今大会をどのように捉え、どんな目標を掲げて臨むのか。 その胸中には、静かな闘志と明確な覚悟が宿っていた。

IBJJFでの海外戦 ―「今度こそ結果を残したい」

「IBJJFでの海外戦はまだ望む結果を得られていないので、結果を出したいと思っています。」 為房選手にとって今回のヨーロピアンノーギは、単なる一戦ではない。 これまで積み上げてきた経験を形にし、自らの実力を世界の舞台で証明するための重要なステップだ。 冷静な口調の奥に、確かな自信と“結果への執念”が感じられた。

目標はただ一つ ―「優勝」

今大会での目標を問うと、為房選手は迷いなく「優勝」と即答。 その言葉には一切の曖昧さがない。 これまでの努力を勝利という形で表現し、IBJJFの舞台で存在感を示すことこそが、彼の狙いだ。 このシンプルかつ強い目標設定こそ、為房選手の競技に対する姿勢を象徴している。

次なる挑戦 ― ADCCアジア&オセアニアトライアルへ

ヨーロピアンノーギの先に見据えているのは、12月に開催されるADCCアジア&オセアニアトライアル。 「ここが今年の最大の目標です。」 と語るように、このトライアル出場こそが2025年の集大成と位置づけられている。 ヨーロピアンノーギでの結果は、その大舞台へつながる重要な布石となる。 為房選手は、ひとつひとつの大会を通じて確実にステップアップを遂げている。

感謝と決意 ―「100%をイタリアで出し切る」

最後に、日頃支えてくれる人々へのメッセージを尋ねると、 「いつも応援していただく皆様、本当にありがとうございます。 様々な方々のサポートにより、怪我もなく万全の状態で試合に出場する事が出来そうです。 僕ができる事は100%をイタリアで出す事だけなので、そこに注力していきます。これからもよろしくお願いします。」 と、感謝の言葉と共に力強い決意を語った。 その謙虚な言葉の裏には、支えてくれる仲間やファンへの深い敬意、そして勝利で恩返しをしたいという強い想いが込められている。

世界で証明する、自分の柔術 CARPE DIEM芦屋の為房虎太郎がヨーロッパのマットに立つ。 その視線の先には、IBJJFの舞台での結果、そしてADCCへの切符がある。 「100%を出し切る」という覚悟を胸に、彼は再び挑戦の旅へと出る。 その一歩一歩が、確実に世界へとつながっていく。

Interview by Akira Hosokawa / 細川顕(JIU JITSU VOICE)

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